2018年注目家庭用3Dプリンター!ヒット商品の作り方と価値観のお話!

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2018年家庭用3Dプリンターの動きと商品の価値観と付加価値の付け方

2018年も上半期も色々な家庭用3Dプリンターや付随する商品が発売されました。2018年もXYZプリンティングのダ・ヴィンチシリーズの売れ行きが好調のようです。XYZダ・ヴィンチシリーズに新モデル「ダ・ヴィンチnano」というダ・ヴィンチミニメーカーよりもさらにコンパクトに進化した3Dプリンターが登場しました。

様々な材質のフィラメントが使用できるのが特徴のKodama社から発売された「オブシディアン」も完売で今のところ入荷待ちのようです。2018年上半期も個性的なプリンターが販売されています。

しかし、話題の新機種のプリンターを購入してもなかなか使いこなすことが難しかったり、3Dプリンターで出力した造形物を商品として販売しようとしてもなかなか売れないと思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2018年人気家庭用3Dプリンターの機種ごとで、ヒット商品づくりのコツと、商品の価値観と付加価値の付け方を紹介したいと思いまう。商品に付加価値を付けるにはどうすればよいのでしょうか?

商品に付加価値を付ける方法!

プリンター別の商品の付加価値の付け方の話をする前に、商品の価値観と付加価値の付け方を簡単に紹介したいと思います。最初に価値観とはどのようなことか紹介します。

価値観は人それぞれとよく言いますが、これが商品を販売するにあたってとても危険な考え方になりえます。商品を販売して収入を得るためには、たくさんのお客さんに支持される必要がありますね。自分が「これはいい商品だから売れる!」と思って、いざネットショップで販売してもなかなか売れない・・・・orz。

自分の価値観と世間一般の価値観はかなりずれている場合があるということです。自分の商品に価値を付けるには、世間の動き、どのような商品が売れているか、時間をかけてリサーチする必要があります。

たとえば、「スマホケースを作りたい!」スマホといっても沢山ありますね。人気のないスマホのケースを販売しても購入する人は限られてしまいますね。スマホケースやスマホのフィルムなどを販売している会社は、毎日「アマゾン」や「価格.COM」などで新商品のリサーチを行っています。

少し踏み込んだ話をします。

グーグルの拡張機能「keepa box」を使ってアマゾンの商品リサーチ!

普段アマゾンで商品を購入する人は知らない機能だと思いますが、アマゾンやネットショップで商品を販売している業者のかたはグーグルクロムの拡張機能「keepa box」を使って、商品の売れ行きをチェックしています。keepa boxを使うことで、以下の情報を知ることができます。

  • アマゾンでのランキング
  • 商品の価格変動
  • 参考価格
  • 商品の状態(新品か中古かなど)

ここで一番重要な情報はアマゾンでのランキングでしょう。先ほど人気のないスマホのスマホケースを作っても売れないという話をしましたが、keepa boxでアマゾンのスマホケースの売れ行きを見ると、意外と昔の機種のスマホケースやガラスフィルムが安定して売れている場合があります。

そのような商品があれば、3Dプリンターで商品を作って販売してもある程度売れる可能性があります。このような方法でネットショップを運営している方は人気の商品のリサーチを行っています。ライバル会社を洗い出して、参入できるカテゴリーや商品を絞るのが重要ですね。

付加価値の付け方と考え方

付加価値の付け方は色々な方法があります。付加価値も世間の人気に左右されます。まったく需要がない商品が「限定10個販売!」とキャッチコピーでネットショップで売り出しても購入してくれるでしょうか?

需要がゼロの商品はこの世に存在しないです。例えば、庭に落ちている石ころがあるとします。ただの石ころです。ただの石ころでも、アクセサリーに加工したらどうでしょうか? ただの石ころでも、大学で地層などの研究をしている人にとっては必要な資料になるかもしれませんね。このエリアの土や生物を調査している人にとっては貴重なものかもしれませんよね?

付加価値は売り出し方の手法の1つであり、自分が全く興味がないものでも、きちんとした販路を確保して販売すれば、庭に落ちている石ころが高値で売れることがあります。

有名な芸能人やユーチューバーさんに依頼して、紹介してもらうのがよいかもしれませんが、予算がない場合は、「既に付加価値があると認識している人にアプローチする!」のが一番の近道ですね。ここでもやはりリサーチが必要ですね。

XYZダ・ヴィンチシリーズで価値ある商品の作り方と考え方!

XYZダ・ヴィンチシリーズはエントリーモデルの家庭用3Dプリンターとして人気商品の1つです。アマゾンのランキングでも上位を維持していますね。この家庭用3Dプリンター「XYZダ・ヴィンチシリーズ」でも他人に受ける価値ある商品を作ることは可能です。エントリーモデルの3Dプリンターで使い方次第では十分活躍してくれます。

エントリーモデルの3Dプリンターならではの強みを生かせば、商品を作らなくても収入を得ることができます。エントリーモデルの家庭用3Dプリンターの弱点を以下に示します。

  • 組み立て式の製品が多い
  • 精度が低い
  • プリントアウトに時間がかかる
  • 動作音がうるさい

あえて家庭用3Dプリンターの弱点を書いてみました。エントリーモデルの家庭用3Dプリンターは弱点がいくつかありましたね。しかし、既に家庭用3Dプリンターを使いこなしている方にとっては解決済みの問題が多いのではないのでしょうか?

組み立て式の製品が多いですが、ブログやユーチューブなどの動画投稿サイトでも3Dプリンターを組み上げ方を紹介している人もいますし、精度を高める方法、プリントアウトの時間動作音などの問題も、使っていれば自然と解決できるものが多いです。

しかし、初めて3Dプリンターを購入して使いたいと思う人にとってはネットに情報が掲載されていてもうまく使えるか不安な方も多いと思います。そこで、シェアオフィスやコワーキングスペース(情報や設備などを共有できる場所)などでは3Dプリンターのワークショップなどを開催している方もいます。

家庭用3Dプリンターの不安要素を、実際自分の3Dプリンターを貸して、使い方などを共有すれば、十分収入につなげることができます。ダ・ヴィンチミニシリーズを「3Dプリンターの仕組みを理解するモデル」として扱うことで、ワークショップ形式やブログ、ユーチューブなどで情報を伝えたり、貸し出すことで収入につなげることができます。

エントリーモデルの3Dプリンターで収入を得るおすすめの方法の一つとして「使い方やプリンター本体をシェアする」のがよいかもしれませんね。エントリーモデル家庭用3Dプリンターを使いこなすことができれば、本格的な商品開発につなげることができそうですね。エントリーモデル中でも「XYZダ・ヴィンチミニメーカー」をおすすめします!

XYZダ・ヴィンチミニメーカーで売れる商品を作るには?

XYZダ・ヴィンチミニメーカーはエントリーモデルの家庭用3Dプリンターですが、精度の高い造形物を制作することが可能です。ここで問題なのが「XYZダ・ヴィンチミニメーカーで何を作るか」です。

XYZダ・ヴィンチミニメーカーで使用できる材料はPLAのみです。XYZプリンティングのPLAでなにができるかを洗い出すのが最初にすることですね。PLAは簡単にいうと、トウモロコシなどの植物由来のプラスチック樹脂です。

PLAの弱点として、耐摩耗性、強度、耐熱性が弱いです。お菓子のポッキーを連想してもらえばわかり易いかもしれません。しかし、PLAは天然由来の材料なので、いま世界中で改良が進んでいます。このPLAという材料は一体何に向いているのでしょうか?

PLAは天然由来成分なので、基本的に人体には無害です。なので、小さなお子さんが使うおもちゃや、アレルギー体質の方が普段使用する日用雑貨などがよさそうですね。しかし、アマゾンで商品を登録しても購入する人がいるでしょうか?・・・・

ハンドメイドネットショップ「ミンネ」がおススメ!

アマゾンや楽天市場は販売している商品やジャンルが多いので、なかなか、売れるまで大変です。特にアマゾンでは画像の白抜き加工をしなければいけませんし、商品の登録できる数も限りがあります。

そこでおすすめするネットショップがGMOが運営している「ミンネ」です。GMOではネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」というものを提供してますが、ある程度HTMLやCSSの知識がないとサイトのカスタマイズや運営が難しいようです。しかし、ミンネはサイトにアカウントを作って商品を登録するだけです。雑貨のネット販売を考えている方におすすめのサイトの1つです。Photoshopなどで商品を魅力的に過去する技術も必要なことですね。

XYZダ・ヴィンチミニメーカーで価値ある商品を制作するために必要なことをまとめます。

  • PLAの材質を理解する
  • アマゾンや価格.comで新鮮な情報を仕入れる
  • 制作する商品に特化したネットショップで販売する
  • Photoshopなどの画像加工ソフトを使えるようになる
  • キャッチを考える

以上がXYZダ・ヴィンチミニメーカーで商品を販売するうえで重要な点です。価値ある商品を制作するには商品を作る動機や過程も重要になってきます。ネットショップでも食品や雑貨など、制作する過程の画像を商品の紹介文と一緒に紹介していますね。

なぜこの商品を作ろうと思ったのか。需要があることをネットやコワーキングスペースを利用して広めることも大事なことです。人間は何が必要なのか意外と理解できないものです。

必要だと思って購入した機材がほこりをかぶっていることとかよくありませんか?家電製品大国の日本でも、日常生活で不便なことってたくさんあるとおもいます。でも、不便なことを当たり前と認識していることがおおく、目の前に不便を改善する商品が現れるまで、不便な生活を送り続けています。

価値ある商品を作るには日常を真剣に観察するところから始まるのかもしれません。逆もありです。

趣味が釣りだとします。釣りをより楽しくするためには何が必要なのか・・・・考えます。楽しいことから商品を作るのも大変なことで、自分が楽しいからといって、他人が楽しんでくれるとは限らないからです。趣味は人それぞれ、釣りでも釣り堀でのんびりするのがその人の釣りのスタイルだとしたら、高価な釣り具は必要ないかもしれません。

しかし、日常生活の不便は共通していることが多いので、アイディアを出し、リサーチを行い、3Dデータの精度を高めることができれば、人気の商品を制作することができますね。

他人の価値観をモノづくりのスケールにする!制約が大事?

冒頭にスマホケースの話をしました。人気のない商品だと思っていても、アマゾンのランキングでは安定的に売れている場合があります。自分の価値観をモノづくりに反映させるのはとても危険です。自分の使用している3Dプリンターがエントリーモデルだから本格的なモノづくりは無理!と考えたり、ハイスペックな3Dプリンターだから良い製品が作れるはず!という考えはとても危険ですし根拠が薄いですね。

皆さんはカラオケボックスに行きますか?カラオケボックスを考えた人は、普段お店に中でお客様に歌を歌ってもらっていましたが、歌がうるさいという意見があり、どうすればいいか考えて、歌を歌うお客様を今のような防音機能がある部屋で歌ってもらうことにしました。今は全国当たり前にカラオケボックスがあり、普通に使用していますよね?

3Dプリンターのモノづくりの成功もこうした制約(ルール)が画期的な商品のアイディアにつながることがあります。エントリーモデルのXYZプリンティング 3Dプリンター ダヴィンチ miniMakerだからこそできる商品こそ、本当に価値ある商品を制作することができるかもしれません。ハイスペックなモデルの3Dプリンターで精度が高い造形物が作れるのは当たり前だと思いませんか?ダ・ヴィンチnanoという新機種もよいですが、現状の機種で出来ることを考えてみましょう!

ハンターハンターの念能力と一緒ですね。制約(ルール縛り)と誓約(ルール縛りを守ると誓う)がモノづくりでも大事ですね

価値ある商品を3Dプリンターで制作してみましょう!

2018年今年の夏はとても暑いですね。これも制約ですよね?プリンター ダヴィンチ miniMakerを使って価値あるモノづくりをじっくり考えてみるのをおすすめします。自分1人で難しかったら、身近な家族や友人に何が欲しいか、どんなことに困っているかリサーチして、売れる商品を作れれば素敵ですね!


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