XYZプリンティングダヴィンチ miniMakerを150時間使って分かったこと!
XYZプリンティングダヴィンチ miniMakerを150時間稼働させてみた感想(レヴュー)をしたいと思います。いろいろXYZプリンティングダヴィンチ miniMakerで造形してきましたが、すごく良かった点と、少し不満な点が出てきました。XYZプリンティングダヴィンチ miniMakerがコストパフォーマンスに優れた3Dプリンターだということは周知の事実だと思いますが、今回は個人的なレヴューをしていた思います。
あくまで個人の感想なので、参考程度に留めておいてください。正式なデータなどは公式サイトから閲覧してみてください。
ダヴィンチ miniMakerを3カ月使って良かった点
XYZプリンティングダヴィンチ miniMakerを3カ月稼動させて良かったと思う点を以下に紹介しますね!
- 初期設定が簡単
- 水平の校正機能がとても優秀
- プリントアウト中の樹脂のにおいはそれほど気にならない
ダヴィンチ miniMakerは8割完成した状態で送られてくるので、組み上げる苦労はありませんでした。また、軸の校正機能がとても優れていました。プリントアウトする際は基本的に毎回軸の校正を行いますが、ダヴィンチ miniMakerの軸の校正機能はXYZ wareというソフトをつかっておこなうのですが、とても簡単です。
モジュールの上と横にある白いボタンを押すだけです。ソフトが軸の校正の支持を出してくれるので、案内通りにやれば問題なく軸を校正することが可能です。
また、樹脂を溶かすから「ちょっと変なにおいするかな~」とか思っていましたが、甘い匂いがほのかにする感じです。プラスチックが解けたゴム臭いにおいはしませんでした。個人差はあると思いますが。
以上がダヴィンチ miniMakerを使ってみてよかったと思う点です。次にあまりよくなかった点を紹介します。
ダヴィンチ miniMakerを3カ月使ってあまりよくないと思う点
3万以下のプリンターなのですが、かなり精度の高い造形物を作ることが出来ました。しかし、ある程度プリントアウトするための環境を整える必要がありました。以上の点を踏まえてダメだと感じた点を紹介します。
- 動作音がうるさい
- 室温を25℃に保つ必要がある
- モジュールにほこりが溜まりやすい
- フィラメントのロードに時間がかかる
以上の4つが3カ月150時間使ってみた感想です。一番気になったのが動作音です。かなりうるさいです。狭いアパートなら隣の部屋まで音が聞こえるくらいのレベルです。また、ダヴィンチ miniMakerは恒温機能がないので、樹脂の反りを防ぐには室温を一定に保つ必要があります。冬に購入したので、最初のころは樹脂がかなり反ってしまうことが多かったです。
音の次に気になったのがフィラメントのロードの時間です。モジュールを温めて出力できるようにするまでに10分くらいかかります。また、パソコンのソフトで指示を出してもプリンターが認識するまで少し時差がありました。USBケーブルでつないでいるの認識に時間がかかりました。
また、モジュールにほこりが溜まりやすいので、定期的にモジュールやノズルを掃除する必要がありますね。これは家庭用熱溶解積層方式のプリンター全部に言えることだと思います。付属のカバーがぺらっぺらで完全に密閉することはできないです。
ダヴィンチ miniMakerは十分3Dプリンターの機能を勉強できる
いろいろ不満な点が出てきましたが、3万円以下なら十分すぎるエントリーモデルだと思います。いきなり高価なプリンターを購入して、結局使うのを諦めてしまう方は、無駄な機能を省いたダヴィンチ miniMakerを使ってみることをおススメします。いろいろ勉強してモノづくりを楽しくする機種ですね!
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