推薦入試の志願書類の書き方
作文は大学の推薦入試で大活躍してくれます。最近の大学入試の動きとして推薦入試の枠が増えています。特にAO入試という試験形態をとる大学が増えているようです。AO入試とは、勉強の知識やスキルよりも、本人のやる気やモチベーションを図る入試と考えてよいでしょう。
推薦入試でも大学に、大学に提出する書類がいろいろあります。その中に志願理由書や、志望理由書などの書類を提出する必要があります。推薦入試だからといって安心してはいけません。
そこで今回は、推薦入試に必要な志願書類の書き方を紹介します。
大学を選ぶ理由を具体的に!
大学といってもたくさんありますよね。推薦入試の志願書類で何を書いてよいかわからない方は「なぜこの大学でなければいけないのか」というテーマで文章を書いてみてください。
そのためには、大学の特色を理解する必要がありそうですね?志願書類を書く前に以下の情報を整理しておきましょう!
- 学部の種類
- 大学で勉強できる内容
- 卒業生の進路
- 在学生の活動
まだまだ調べる情報はありますが、学部の種類と勉強できる内容、卒業生の進路と在学生の活動の4点をきちんと整理しておきましょう。推薦入試での志願所で一番重要な情報は卒業生の進路でしょう。その理由を説明しますね!
将来の目的を卒業生の進路から洗い出す
これは少し矛盾しています。将来の目的は自分で決めるもので、卒業生の進路とは関係がないからです。ですが、志願書類で何を書いてよいかわからない場合は、卒業生の進路を自分の目標にしても大丈夫です。いずれ自分も卒業生になる予定なので。
高校生の時点で、将来なりたい職業や、目標や夢がない人も多いと思います。そこで、卒業生の進路が重要になります。もし、卒業生の進路を志願書に書くのであれば、どこの学部でどのような勉強をすればよいかチェックする必要がありますね。推薦入試の場合は試験官が志願書類を見ながら面接を行うことが多いので、志願書類と矛盾した内容を発言するのは危険なので、きちんと頭の中で整理しておきましょう。
志願書類の文脈
志願書類にも文脈が必要です。最初に将来のなりたい職業や夢を書きましょう。できれば具体的なほうがよいですね。
- 「○○で○○に携わるのが私の夢です。」と書き出しはこんな感じです。
- 「私が○○を志したのは、○○でご活躍している卒業生の方をニュースで拝見した時です。」卒業生のデータを引っ張り出します。
- 「○○の職業に就くのが私の夢になっていました。そのためには○○学部の○○学科で○○の勉強をする必要があると思いました。」ここで大学で勉強する情報をもってきます。
- 「将来○○の仕事に就くために在学中に○○の資格を取得し、自分の夢に少しでも近づけるように精進してまいります。」在学中の活動も盛り込みましょう!
小論文ではないので、そんなに固くならず、将来の夢を具体的につなげれば、大丈夫です。夢は誰かの行動で生まれたりすることが多いと思います。例えばイチロー選手みたいになりたいな~とか、芥川賞作家になりたいな~とかですね。 その夢の原動力に志願する大学の卒業生や講師の方の実績や活躍のデータを引っ張ってくれば、印象はよくなるとおもいます。
ただ、あまりに大学のよいところを書きだすと、逆に印象が悪くなるので、将来の夢をかなえるためにはこの大学じゃなければいけない理由を簡潔にまとめることが重要ですね。
作文は口頭試問の対策にもなる!
面接官から突然、数学や公民、地理などの質問をされることがあります。作文を書くことのメリットとして、頭の中の情報を簡潔にまとめる能力が高まります。面接官から公民や社会の質問をされても、普段から作文や小論文の練習をしていれば、簡潔に答えることが出来るようになります。質問とは文章が言葉になっただけなので、怖がることはありません。