リアリティのある作文を書くには人間観察が重要!
リアリティのある作文を書くにはリアルとリアリティの使い方が重要とお話をしました。リアルとリアリティ・・・・どうやって調べればよいのでしょうか?最初はリアル(現実)を調べる必要がありますね。
そこでおすすめの方法が「人間観察」です。人間観察をすることで、リアリティのある作文を書くことができます。前回紹介したリアルとリアリティの違いを再度復習しながら、良い作文を書くために欠かせない「人間観察」の方法と重要性を紹介したいと思います。
復習「リアルとリアリティの違い」とは?
リアルとリアリティの違いを「作文の書き方「テーマの決め方」」で紹介しましたが、少し忘れてしまった人や、初めてこの記事を見てくれる人のために再度リアルとリアリティの違いについて説明したいと思います。
リアルとは?
リアルとは「現実」のことです。自分が確認できる範囲の現実世界と解釈してよいでしょう。リアルはFPS系のゲームと似てますね(笑)FPSもゲームとはいえ、実際に
ゲームをプレイしているのが自分であれば「リアル」です。
学校に提出する作文ではリアルの割合を多めにしたほうがいいでしょう。現実世界で体験して勉強になったことを書けば、60点くらいの作文は書けると思います。でもリアルだけの文章だと「お前の体験したことなんて興味ね~よ!」とか「文章が固くて面白くない・・・」と感じる人もいます。そこでリアリティを作文に2割程度盛り込みます。
リアリティとは?
リアリティとは「本当かもしれない」という考えでよいでしょう。面白い作文ではリアリティの「かもしれない」が活躍してくれます。でもリアリティなんてどうやって調べて作文にすればよいかわからない人が多いと思います。そこで活躍するのが「人間観察」です。
お母さんに1日密着!
お母さんに1日できれば夏休みなので夏休みの間お母さんの行動を観察してみるのがよいかもしれません。お母さんの行動を例にリアルとリアリティを説明します。
自分が確認できるお母さんの行動がリアルです。
- 料理を作ってくれる
- 掃除をしてくれる
- 買い出しにいっている
- テレビを見ている
これが自分が確認できるリアルのお母さんの行動だとします。お母さんは毎日料理を作ってくれますよね、どのような調理器具を作ってどのような料理を作ってくれてますでしょうか?掃除をしたゴミ袋はどうしているでしょうか?どこのお店に買い出しに行っているのでしょうか?なんのテレビを見ているのでしょうか?
お母さんの行動をもう少し追いかけるとお母さんが以上の行動をする動機が理解できるとおもいます。
自分が確認できなお母さんの行動がリアリティです。
例えば、お母さんがお化粧をしてどこかに出かけていきました。お母さんを普段から観察している人ならお母さんがお化粧をして出かける理由が分かるはずです。でも作文を読んでもらう先生や友達は自分のお母さんがお化粧をして出かける理由なんて知りませんよね?
作文を読んだ先生は「お化粧をしてどこに出かけるのかな?」と読みながら考えてくれるでしょう。読み手が想像して考えてもらうためにリアリティが必要だということです。
お母さんを観察してリアルとリアリティをチェック!
作文でも起承転結を付けなくては面白くないですし、読み手も飽きてしまいます。お母さんについて作文を書くとしたら、お母さんの行動を細かく観察することが大事です。自分が確認できるお母さんのリアルを追いかけることで、作文にリアリティを持たせることができます。一番身近な家族の行動をチェックして「なんでこの時間に出かけるのかな?」とか「なんで今日はお父さんは家にいるのかな?」とか色々疑問が出てくると思います。一番不思議に感じたお母さんの行動をリサーチして作文にしてみると面白いかもしれませんね。