Tinkercad(ティンカーキャド)をおススメする理由を紹介!
Tinkercad(ティンカーキャド)を使ってみた感想を紹介します。3Dプリンターを購入したのはいいけど、思うような3Dデータが作れるか不安でした。ネットで検索してクラウドで利用できる3DCADソフト「Tinkercad(ティンカーキャド)」に出合いました。「3Dデータ作ったことない・・・」とか「難しいCADに挑戦して挫折・・・・orz」という方もいると思います。
そこで今回は、3カ月使用してみた「Tinkercad(ティンカーキャド)」のレビューをしたいと思います。ティンカーキャドで出来ることと、できないことなども紹介します。
Tinkercad(ティンカーキャド)は全くの初心者でも使える!
ティンカーキャドの構造は基本的に他のCADソフトと扱い方や考え方は一緒です。物体と空白の部分を組み合わせて3Dデータを作っていきます。ティンカーキャドでは基本シェイプに円や三角、四角などなど・・・たくさんの形を選ぶことが出来ます。組み合わせは無限大ですね。ティンカーキャドをおススメする一番の理由が「操作性」です。ティンカーキャドをおすすめする理由を以下にまとめます。
- 無料でクラウド上で操作ができる
- 固体と空白を組み合わせるだけ
- ショートカットキーがワードやエクセルと一緒
ティンカーキャドの操作性の良さは、エクセルやワードと同じショートカットキーが使えるということです。基本シェイプを指定して、コントロール+cでコピー、コントロール+vで同じデータを複製できます。ワードやエクセルの画像をコピペする感覚で造形物を増やすことが出来ます。ワードやエクセルで画像を作れれば、ティンカーキャドでも問題なく3Dデータが作れます。このショートカットキーはかなり助かりました!!
Tinkercad(ティンカーキャド)はモノづくりに興味がもてるソフト
ティンカーキャドは操作性に優れているのが長所です。これから設計士を目指すお子さんや、女性の方などは自作のアクセサリーなどを作ることもできます。ただ、ティンカーキャドではできないこともあります。以下にティンカーキャドでできないことを紹介します。
- 耐久性の試験
- 正確性が求められる機構を持つ造形物の作成
- 図面の作成・書き起こし
ティンカーキャドは精度が求められる複雑な造形物の制作には向いていません。また、耐久性などの試験もできません。図面を書き起こす機能なども今のところありません。
ティンカーキャドは家庭用3Dプリンターで力を発揮するソフトだと思いました。正直複雑なエンジンのモデリングを家庭用の3Dプリンターで行うでしょうか?あまり現実的ではありませんよね?
精度や正確性が求められる造形物は大きな工場が既に参入してクオリティの高い部品を作っています。そこと競う必要はないと思います。家庭用3Dプリンターを購入する目的を考えてみてください。日常生活で少し便利なアイテムがほしいなあ~~~と思った時に本領を発揮してくれます。なので、エントリーモデルプリンターならティンカーキャドで十分満足いく造形物が作成可能ですよ!
Fusion360の練習にティンカーキャド!
Fusion360という本格的なクラウドの設計ソフトが配信されています。複雑な造形物にチャレンジしたい方はFusion360をおすすめします。いろいろなキャドソフトが販売されていますが、Fusion360は比較的ティンカーキャドの操作に近いです。いろいろな機能があるので、マスターするには半年から1年くらいかかるかもしれませんが、Fusion360を使いこなせれば、エントリーモデルの3Dプリンターから、プロ仕様の本格的な3Dプリンターに乗り換えてもよいと思います。まずはティンカーキャドの機能を全部触れてみることをお勧めします!