3Dプリンター出力は夏休みがおすすめ?管理も一緒に学ぼう!

プログラム

夏休みは3Dプリンター出力によい季節?管理も一緒に!

夏休みは3Dプリンター出力によい季節です。正確に言うと、恒温装置(温度を一定に保つ機能)が付いていない熱溶解積層方式(フィラメントを熱で溶かして重ねる方式)におすすめの季節です。家庭用の3万円以下の3Dプリンターは熱溶解積層方式のプリンターが多く、温度を一定に保つ恒温機能が付いていないものが多いです。熱溶解積層方式の3Dプリンターできれいにプリントアウトするためには室温を一定に保つ必要があります。そこで今回は熱溶解積層方式の3Dプリンターできれいに出力する方法と、メンテナンスの方法と管理の重要性を紹介します。

3Dプリンターできれいに出力するにはどれくらいの温度がよいの?

熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターできれいな造形物を作成するためには、室温を一定に保つ必要があります。使用するフィラメントにもよりますが、PLA(ポリ乳酸)フィラメントでは最低20℃以上で出力する必要がありそうです。

また、20℃以上の温度を保つことが重要です。3万円以下のエントリーモデル3Dプリンターでは恒温装置がないものがほとんどなので、自分で室温を管理する必要があります。XYZプリンティングジャパンのダ・ヴィンチミニメーカーでは25℃以上での出力を推奨しています。なので、温度が高い夏は反りがなくきれいに出力することが出来ます。

しかし、日本の夏には機械の敵が潜んでいます・・・・・。

3Dプリンターは湿気に注意!?

3Dプリンターに限らず、NC工作機械などは加工を制御するための基盤が組み込まれています。熱溶解積層方式の3Dプリンターの心臓と脳みその役割を果たしてくれるモジュールも高温で湿気が多いところに常時さらされていると、故障する原因になりかねません。なので、温度や湿度の管理もしっかりと行いましょう。エアコンの除湿機能でもだいぶ違います。

NC工作機械の基盤の横に除湿剤などを置いている町工場さんもあります。もし、3Dプリンターで造形したものを納期までにお客様に届けなくてはいけない場合に、モジュールが故障して出力できないようでは、困ってしまいますよね・・・・。

プリンターの管理は説明書をしっかり読みましょう。インターネットで販売されている3Dプリンターは、海外のメーカーが多いですが、日本に代理店があるので、代理店のサポートセンターにプリンターの管理について聞いてもよいですね。

管理はモノづくりの基礎です!

3Dプリンターに限らず、ゲーム機やテレビ、エアコン・・・・・いろいろな電化製品を日々使用していると思います。

例えば、大事なゲーム機を床に置きっぱなしにして、お母さんに踏んづけられてしまって画面が割れて故障してしまいました・・・・ゲーム機を踏んづけたお母さんに責任があるでしょうか・・・・・? 責任は床に置きっぱなしにして、ゲーム機を危険にさらしてしまった自分の管理不足ですね。

モノづくりも同じです。大事なものはきちんと安全に管理をするようにこころがけましょう!管理ができるようになれば・・・・3Dプリンターの精度も上がっているかもしれませんよ。

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