2018年3Dプリンターニュース8月!XYZプリンティング産業用に進出

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3Dプリンターニュース速報!XYZプリンティング産業用へ

家庭用3Dプリンターでシェア、認知共にトップクラスを誇る「XYZプリンティング」が、新しく6機種の産業用3Dプリンターを発表しました。家庭用3Dプリンターで人気のメーカーですが、既に日本に先駆けて欧米で産業用新機種の3Dプリンターが販売されています。

日本での本格販売は代理店を通じて7月より受付販売しているようです。そこで今回はXYZプリンティングの産業用3Dプリンターを紹介したいとおもいます。家庭用と産業用とでは、一体何が違うのでしょうか?

PartPro350 xBC

出典:XYZプリンティング公式サイト

仕様

プリント技術: 結合剤噴射技術

プリント材料: 石膏粉末+結合剤(C、M、Y+透明)

最大造形サイズ:222×350×200mm(幅×奥行き×高さ)

積層ピッチ: 0.1mm

プリント速度: 18mm/1時間(最大サイズ印刷時)

OS: Windows7/8.1/10(64bit)

その他の詳細データは以下の公式サイトを参照してください。

出典:XYZPRINTING

こちらの機種はカラープリント対応で、きれいな色合いを表現することができる仕様になっているようですね。またプリンターの積層速度が、全面プリントでも18mm/1時間という速度です。きれいなカラー造形物を量産することができるようです。

最大造形サイズは222×350×200(幅×奥行き×高さ)となっています。造形サイズはそこまで大きくはありませんが、プリンターの造形速度が速いので、小さな部品などを大量生産できると感じました。

家庭用プリンターと同じようにモジュールを交換することができるので、不測の故障などにも対応できそうですね。まだ、具体的に導入をして製品開発している業者は少ないかもしれませんが、これから本格的に3Dプリンターでの加工を検討している工場などで人気が出そうですね。

 

MfgPro230 xS

出典:XYZプリンティング公式サイト

仕様

プリント技術: SLS(レーザー焼結法)

プリント材料: WhitePA12/NaturePA12/FlexiblePA/TPU

最大造形サイズ:230×230×230mm(幅×奥行き×高さ)

最小積層ピッチ: 0.1mm

プリント速度: 20mm/1時間

OS: Windows7/8/10

その他の詳細データは以下の公式サイトを参照してください。

出典:XYZPRINTING

こちらは通常の熱溶解積層方式ではなくレーザー焼結法というプリントアウト方法を採用しています。熱溶解積層方式の3Dプリンターよりも精度も速度も優れているようですね。

自動車関連の部品や航空宇宙関連の部品など、精度が求められる造形物の制作が可能のようです。最大20mm/1時間でのプリントアウトができる仕様となっているようですね。造形サイズは最大縦横高さ230mmまで可能です。

既に金属の3Dプリンターを導入している工場なら、レーザー焼結法というプリントアウトでも品質の高い製品をすぐに制作できると思います。航空関連の部品の制作が可能とはすごいですね!ロケットの部品とか作れそうですよね。

PartPro300 xT

出典:XYZプリンティング公式サイト

仕様

プリント技術: FFF(熱溶解積層方式)

プリント材料: ABS/PLA/TPE/PVA/タフPLA/PETG/カーボンファイバーPLA/メタリックPLA

最大造形サイズ:デュアル 195×270×300mm(幅×奥行き×高さ)

シングル 295×300×300mm(幅×奥行き×高さ)

最小積層ピッチ: 0.1mm

最大移動速度: 60mm/s

OS: Windows7/8/8.1/10(64bit)

MAC OS X 10.9/10.10/10.11/10.12

その他の詳細データは以下の公式サイトを参照してください。

出典:XYZPRINTING

こちらの機種はプリントアウトに熱溶解積層方式を採用しています。カーボンPLA、ナイロン、タフPLAなど、使用できる材料が豊富です。また、デュアルエクストローダー採用でサポートの除去も楽になりそうですね。

最大造形サイズは縦横高さ300mmです。耐熱性の高い材料を使用できるのが特徴ですね。使用できる材料が豊富なのがさすが産業用!って感じですね。熱溶解積層方式だと、樹脂の融点に左右されてしまいますが、こちらのプリンターはかなり高温で樹脂を溶かして、反りが出ないように恒温機能なども備わっています。熱溶解積層方式のヘビーユーザーならゴリゴリ使える機種ですね。

ParPro100 xP

出典:XYZプリンティング公式サイト

仕様

プリント技術: DLP技術

プリント材料: Standerd Resin/Castable Resin

最大造形サイズ: 64×40×120mm(幅×奥行き×高さ)

OS: Windows7/8/10

MAC OS X 10.9/10.10/10.11/10.12

その他の詳細データは以下の公式サイトを参照してください。

出典:XYZPRINTING

こちらは光造形方式の3Dプリンターとなっています。光造形方式の滑らかで微細な造形が進化した感じですね。最大造形サイズは幅×奥行き×高さ(64×40×120mm)となっています。

造形サイズが小さいのは他の光造形方式のプリンターと同じですが、より滑らかで精度の高い造形物の制作が可能です。本体も小型で、アクセサリーなどを作るハンドメイド作家さんとかにはおすすめの機種になりそうですね。

CastPro100 xP

出典:XYZプリンティング公式サイト仕様

仕様

プリント技術: DLP技術

プリント材料: Standerd Resin/Castable Resin

最大造形サイズ: 64×40×120mm(幅×奥行き×高さ)

OS: Windows7/8/10

MAC OS X 10.9/10.10/10.11/10.12

その他の詳細データは以下の公式サイトを参照してください。

出典:XYZPRINTING

こちらもParPro100 xPと同じく光造形方式採用の3Dプリンターです。微細できれいな造形物の制作が可能となっています。ジュエリーデザイナーさんや、ハンドメイド作家さんなどにおすすめの仕様となっているようですね。光造形方式は細かなデータもきれいに再現できるので、見た目が大事なアクセサリーなどの造形にはうってつけですね。

MfgPro220 xPF

出典:XYZプリンティング公式サイト

こちらの機種はXYZプリンティングの産業用光造形方式の最上位機種になっているようです。最大造形サイズが縦×奥行き×高さ(220×120×380mm)となっており、光造形方式のプリンターではかなり大きなサイズの造形物の制作が可能となっています。

造形速度も毎分1cmとなっており、高速での造形が可能で、量産にうってつけの産業用光造形3Dプリンターとなっています。XYZプリンティングで販売しているプリンターの中でもトップの性能を誇っています。

まとめ

家庭用3Dプリンターで人気のXYZプリンティングの3Dプリンターですが、日本の工場への導入も期待できそうな機種ばかりでしたね。3Dプリンターは自動で造形物を作ってくれますが、どんな機械でも扱い方やデータの制作方法などのノウハウが重要になってきます。

家庭用のプリンターのノウハウがそのまま産業用プリンターで通用するかは3Dプリンターを扱う業者や技術者次第だと個人的には思います。家庭用3Dプリンターでも扱う人によって十分精度が高い造形物が作れます。個人で創作活動をする人はダ・ヴィンチミニシリーズやノーベルシリーズでも十分だと思います。

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