作文の書き方実践編!テーマ「ご飯と私」

国算理社

作文実践テーマは「ご飯と私」

今回から実際に作文を書いてみます!テーマは「ご飯と私」です。大人の方も小さいころ「ご飯と私」というテーマで悩んだ方も多いのではないでしょうか。食育の重要性を考えるとても良いテーマですね。

そこで今回は作文を書くキャラクターを設定します。両親が共働きで2歳年下の弟がいる長男「健太」君(12歳)が夏休みの宿題で「ご飯と私」というテーマの作文を書くという設定にします。健太君が頑張って作文を書きます!

「ご飯と私」起

お母さんは僕に宿題を出しました。春休みの時にお母さんが仕事から帰ってきた時のことです。お母さんは「ちょっと待っててね」と言って、僕と弟にオムライスを作ってくれました。お母さんの作るオムライスはとてもおいしいのですが、僕の嫌いなピーマンが入っていたので、ピーマンを弟の皿に移しました。

それを見ていたお母さんは「ピーマンも残さず食べなさい!」と言って、怒られました。さらにそのあとにお母さんは僕に「健太お母さんが何で怒ったかわかる?」と言いました。僕はお母さんに「忙しいお母さんの手料理を残したから・・・」と言いました。

それを聞いたお母さんが僕に「親が子供に料理を作ることは当たり前のことなの、お母さんは別のことで健太を叱ったの、理由を考えてみて。お母さんからの宿題よ。」と言いました。その時の僕には意味が理解できませんでした。でもお母さんが僕を叱ってくれた理由が後日わかりました。

「ご飯と私」承

それは家族でおばあちゃんの家に遊びに行った時です。おばあちゃんは大きな畑で野菜とお米を作っている農家さんです。おばあちゃんは僕と弟の顔を見ると泥だらけの作業服で「大きくなったね!」といって頭をポンと撫でてくれました。

その日の夜、おばあちゃんが畑で収穫した野菜を使って、僕が好きなハンバーグを作ってくれました。お母さんの作るハンバーグと同じくらい美味しかったです。僕ら家族のご飯が食べ終わると、おばあちゃんは「明日は風が強いからネットを張ってくるよ」と言い残して、暗い中畑で作業していました。

その夜、寝る前にお母さんから出された宿題を思い出しました。おばあちゃんは毎月、畑で捕れた旬の野菜を送ってきてくれます。今日のおばあちゃんの行動を見て何となくお母さんからの宿題の答えが分かったような気がしました。

「ご飯と私」転

僕らが家に帰るとき、おばあちゃんに挨拶をしました。僕は「おばあちゃんの作ってくれた料理美味しかったです。」と言いました。お父さんとお母さんは「ムリしないで体に気を付けてくださいね。」と言いました。

その時お母さんが僕を叱ってくれた理由が理解できました。無理をしてまで僕たち家族のために野菜を作っているということだとお母さんは僕に伝えたかったのだと思いました。

帰りの車の中でお母さんに「おばあちゃんの野菜残さず食べるね」と言ったら、お母さんは「宿題合格ね!」と笑顔で僕に言いました。その日から弟も苦手なトマトを食べるようになりました。

「ご飯と私」結

料理を作る人や食材を作る方の努力を無駄にするのはとても失礼な行為だと、理解することが出来ました。僕たちが毎日食べている給食にも、食材を栽培する人や料理を作る人、学校に給食を運ぶ人、いろいろな人の努力や愛情がこもっているのだと思います。僕も将来子供たちに美味しい料理を作れるようなカッコいい大人になりたいと思います。

まとめ

ご飯と私というテーマは食育を考えるきっかけになると思います。作文は自分の体験したことから得たことをうまくつなげることが重要です。まとめは短く簡潔に書くのがポイントです。次回は別のテーマで作文を書いてみますね。

タイトルとURLをコピーしました