絵本の読み聞かせ4 – 分類の紹介(リズム)

国語

これだけはそろえたい絵本ーリズム編

前回タノガク流に本を分類しました。① 単語を知る ② リズムを知る ③ 情緒を育む   ④ 物語を楽しむ ⑤ 自分で考える ⑥  感受性を育てる ⑦ 自然 この7分類です。この①〜⑦の中から「②リズムを知る」を見ていきます。

絵本というと物語の本を読み聞かせるということばかりに目が行きがちですが、小学校に上がって文章を読めるようになるかどうかというのは別に重要な要素があります。

ただ本を読むだけであれば、「あいうえお」が言えれば読む事自体はできるのです。でも実際に読むことができても、それが意味あるものとして理解しているかどうかというのとは別になります。

本を読むときに重要となってくるのが、本を読む時のリズムになります。そして読んでいる文字がストーリーとして自分の中で理解できるかどうかというのは、リズムよく本を読んでいるかどうかと関係があるのです。

本を上手に読む子は、読んでいる内容も理解いていることが多いです。それは、日本語をリズムよく読むことで、意味のかたまりを無意識にグループ化して、内容をわかりやすく把握しているからです。

こ絵本をリズムよく読めるようになるには?

では、リズムよく読めるためにはどうしたらいいでしょうか?

一番いいのは、自然に身につくようになることです。自然に身につくためには、文字遊びされている楽しいリズムの絵本を繰り返し繰り返し読むことです。そうすることで自然とそのリズムを身につけることができます。

物語ではないので、その文章自体にたとえあまり意味がなかったとしても構わないのです。リズムよくテンポよく読める本で、かつそれを読み聞かせするときにリズムよく読んであげれば自然と日本語のもつ綺麗なリズムを自然と身につけてくれます。

絵本のリズムどんな種類の本がある?

リズムといっても、いくつかパターンがあります。

1,似た音が繰り返されていて、それ自体には特に意味が無いもの(韻を読んだ本)

おすすめの本
「ことばあそびうた 谷川俊太郎」

2,一つの共通のものを通して、同じリズムで進んでいくもの

おすすめの本
「がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)」

がたんごとんの音に合わせて進む物語に、コップやスプーン等の身近なものがでてくるので、興味を持って覚えられる。 読み聞かせをしている自分まで楽しい気分になることが出来る本です。

3、一つの同じテーマで繰り返すテンポいいお話

「おつきさまこんばんは (福音館 あかちゃんの絵本)」

短くてシンプルな文に起承転結があり文の基本となる

「おててがでたよ (福音館 あかちゃんの絵本) 」
自分が毎日行っている着替えが絵本を通してみることが出来るのでわかりやすい。

絵本の読み聞かせ3 – 分類の紹介(リズム)まとめ

音の繰り返しの本はあまり意味の持たない「ことばあそびうた」などは読んで聞いてくれるか疑問でしたが、お気に入りの1冊となり何度も何度も繰り返し読みました。読み聞かせる方も最初はつっかえつっかえだったものが最後にはすらすら暗記して空で言えるようになりました。

店舗の良いものは読んでいてもとても気持ちのいいものです。子供と一緒にテンポよく楽しく絵本の時間をお過ごし下さい。

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