都市伝説「こっくりさん」の正体とは?

国算理社

「こっくりさん」の正体とは?

こっくりさんは皆さん知っている有名な都市伝説の1つですね。こっくりさんが流行したのは今から大体30年ほど前だといわれています。学校によってはこっくりさんを禁止するところもあったようですね。

この「こっくりさん」の正体は一体何なのでしょうか?今回はこっくりさんの正体に迫りたいと思います!

こっくりさんは「狐狗狸」さん?

30年前のこっくりさんは「狐狗狸」という神様の使いを呼んで占いなどを行ってもらうものとして考えられていました。狐を使いとする神様で皆さんが連想するのは「お稲荷様」でないでしょうか?

正確にはお稲荷さまに祭られている狐は神様の使いです。「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」というスサノオノミコトの子供にあたる五穀豊穣の「神様の使い」が狐となっていますね。

このお稲荷様とこっくりさんを同一に考える人もいますが、違うといった考え方のほうが多いようです。こっくりさんは低級霊を下す儀式として一般的に考えられています。お稲荷様は神様の使いであって、心霊の類ではありません。

ではこのこっくりさんの正体は一体何なのでしょうか?

オートマティスムとは?

こっくりさんをネットで検索すると「オートマティスム」というい言葉がヒットします。オートマティスムは心霊や神が憑依して、手が勝手に動く現象と解釈してよいでしょう。こちらも普通の素人ができる芸当とはいえないと思いませんか?

「手が勝手に動く」というのは惜しい感じがしますよね。手が勝手に動く原因がこっくりさんの正体かもしれませんね・・・・。

本態性振戦(ほんたいせいしんせい)がこっくりさんの原因?

本態性振戦(ほんたいせいしんせい)という手が震える症状があります。皆さんは緊張したり、不安になった時に手が震えたりすることはありませんか?30年前のこっくりさんは今よりもやってはいけない遊びという認識が強かったようです。

こっくりさんは3人で行うので、3人の手が緊張して震えて、その振動が合わさり十円玉が勝手に動いて「こっくりさんだ!」と感じるというのが現在のこっくりさんの正体の主流となる考え方のようです。

※本態性振戦は症状がひどい場合はきちんとした病院で治療する必要がある症状なので、自己判断は危険ですね。

寒気や緊張の時に現れる手の震えがこっくりさんの正体というのが一番現実的な考え方だとおもいます。ネット上では他にも危険な遊びが掲載されていますが、心霊や悪魔が関係なくても心理的に心にダメージを受ける可能性があるので、おすすめしません。他にもこっくりさんの説があるので、これが正解だということではありませんのでご注意を。

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