中学受験(次男)と中学生活(長男)

中学受験

中学受験をするきっかけ

何故中学受験をするのか、という疑問がクリアーにならないまま中学受験をして2019年2月無事希望に沿った共学校に合格した長男太郎吉。受験勉強をしていく中で中学受験をする理由が明確になっていき、次男次郎吉(現4年)ははっきりと受験に向けて勉強するという目的が出来ました。

次郎吉も、周りの子供たちが本番前に苦戦して結果落ちた子と合格した子とはっきり別れたその現実を兄の受験を目の当たりにして、今まで言われていやいややっていた勉強への姿勢が変わってきました。

太郎吉受験は効率よく着実に合格に結びつく勉強方法や塾選びが出来たこと、そして、最後の1ヶ月の過ごし方が上手に出来たことが成功につながったのではないかなと思います。

そこで、太郎吉のノウハウを生かして、そのまま次郎吉の受験勉強をする経過をブログとして残せたらと思い、2月から始まった新5年生の受験勉強をレポートしていきたいと思います。

それと同時に太郎吉の新中学で始まる勉強についてもレポートして行こうと思います。

中学受験までの経緯

もともと中学受験をする必要ないのでは?という考えだったのですが、パートナーがなんとなく受験する感じで矛先を持っていったことが始まりでした。私の考えとしてはせっかくの小学生生活なら勉強づけになるよりもっとたくさんいろいろな体験をした方がいいのではないか?と考えていたからです。
その考えの元に春休み、夏休み、冬休みと子供がやりたいと思ったことを好きなだけやらせてあげました。休みは基本的に子供100%力を注ぐ感じで、とことんまでやりたいことを追求出来たかなと思います。
太郎吉はそんな感じの小学校生活だったので塾に行き始めたのが小学五年秋からスタート。実際の2月までは1年と5ヶ月の受験勉強となりました。受験勉強を始めたからといって習っていたスポーツはやめずに結局休んだのは最後の2ヶ月のみでした。

しかし、1年5ヶ月でトップ校に合格するにはかなりの追い上げが必要で要領のいい太郎吉には出来る技で次郎吉には無理なんだろうなと言うことを痛感。次郎吉は本人の希望もあって、3年生の2月(一般的に受験勉強が始まる最初)からのスタートとしました。

中学受験をしっかり対策する意味

    • 中学受験を始めた当初は合格すればラッキーくらいに思っていましたが、中途半端が一番よくないです。
      なにより、中学受験は少なくとも最後の1年はかなりの労力を使います。もし中学受験に落ちた場合、終わった数日後から今度は高校受験コースの塾体験が始まり、まったく休む暇もなく勉強体制が続きます。
      もし、3年の2月から勉強を始めたとしたら、すでに3年受験勉強をしているわけで、さらに高校受験までに3年あるわけですから、6年間勉強漬けになります。子供のモチベーションを6年間保つと言うのはかなり至難の技です。
    • 中高一貫校に入ることになります。中高一貫ということで大体の学校では高校の勉強内容を中学で先取りする学校がほとんどです。そうすると、高校受験で入ってきた人たちは高校受験が終わったと思ったら、すぐに始まる勉強ですでに先に進んでいる中学受験組みの勉強内容に追いつかなければいけず、苦労している人が多いようです。私の知人のお兄ちゃんも高校受験から入って一貫校の子に追いつくために必死で勉強している横で、中学受験組みは大学入試対策がスタートしていたようで、対策がきっちりとりきれず浪人覚悟だといってました。
    • 同じ成績の場合中学受験のほうがレベルの高い学校に行ける。というのも高校受験の場合内申も大きくかかわってくる学校が多いため、受験勉強だけしていればいいと言うわけではないからです。高校受験では学校のテスト、授業の発言、提出物までしっかりやって初めて「5」を全部の教科でやらなければいけないという追加事項まであります。
      一方中学受験は公立受験の場合は学校からの内申書を提出しますが、基本的に私立の場合は成績表を提出しません。なので、その学校の試験対策をしっかりとっていれば合格が出来るのです。実際に中学受験では偏差値50代の学校が、高校受験になると偏差値60代になるところがほとんどで、だいたい10プラスされます。ということは、勉強量は圧倒的に中学受験のほうが少なくてすみますので、自分の自由な時間が実は中学受験のほうが多く取れるのです。太郎吉が途中から受験勉強の目的がクリアーになったのは一貫校で自由な校風の学校に行けば、勉強とやりたいスポーツと両立できるときがついたからでした。
    • 一番心配な費用の面ですが、中学校で私立に行ったとしても、中学1年生から塾に行った場合でもほとんど金額は変わりません。むしろ私立の方が安かったりします。
      その場合の注意点として、一番大きいのが学校の中で大学受験用の対策をしっかりやってくれるかどうかと言うことです。学校によっては私立に通いながらみんな塾にも通っているという学校もありますので、その場合は私立のお金+塾代がかかることになります。そうなるとかなりの出費になってしまいます。また、学校によって補講や、修学旅行費用が追加でとられる学校もありますので、それは事前にしっかり調べる必要があります。(太郎吉が入った学校は基本的に学校がすべて対応してくれるので、今のところ高校2年の終わりから1年間塾に通う予定ではいます。)
    • もし子供が女の子だった場合は特に中学受験をお勧めします。というのも女子の学校は中学受験に比べて高校で数が減ります。男子の方はまあまああるのでよいのですが、女子は少ないところにみんな集中するのでさらに上位層に行く必要が出てきます。

中学受験成功の秘訣と受験する意味

    中学受験は本人のがんばりと言うより、親の情報収集能力に比例します。頭がよくて成績がずっとよかったとしても本番落ちる子はたくさんいます。それはその子本人の問題ではなくて、親がその子供にあった勉強方法、その学校にあった試験対策、その子供にあったメンタルケア、当日の健康管理がしっかりできていなかったことが原因だったりします。子供が地元の公立中学に行きたいからという理由でまったく受験について調べていない人も多いですが、子供の生きてきた人生12年で将来のことまで見通せるわけもなく、目の前の友達や環境と狭い範囲での判断となっていることを念頭に入れてほしいです。 できれば、早い段階で私立、一貫校公立、地元公立、すべて学校見学に行って、それぞれの学校の特徴や、自分がどんな中学生活を送りたいかをイメージしてからどの学校を目指すのかを決めて初めて意味のある学校選択になると思います。 費用の面が心配ですが、少なくともある程度の学校で下位層の学校以外を狙うのであれば塾は必要だと思いますし、もし行かないで高校受験をするのであれば家での親のサポートが非常に多く必要になります。どこでもいいから高校に行ってそのまま就職と言う手もありますが、そこで成功するのは大学卒業している人より人数も少なく、仕事をしてからの努力もたくさん必要です。それを考えれば、大学を卒業して有利な条件で就職をした方が最終的には安定した生活を手に入れる確立は多くなるのですから、中学受験をして一貫校に入ることが一番の近道なのかなと思います。

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